先日ある絵本教室で、絵本作家を目指す方々を前にお話をする機会がありました。僕が絵本の読み聞かせにはまったきっかけ、読み聞かせで選んでしまう絵本とは、結局僕が好ましいと思う絵本とはどんな絵本なのか、プロデビューを目指すならどんなプロセスを経ることが結局近道になるのか、などと日頃思っていたことを心の赴くままに語ってしまいました。
生徒の皆さんからは「勉強になった」と言っていただきましたが、講師の先生にまで「ためになった」と言われてしまい恐縮しました。
最近ロングセラーの絵本が売れなくなってきた、という話を聞きます。でもそれを理由に「絵本の市場が縮小しているからだ」と言うのは早すぎると思います。これからは本当に面白い絵本しか残らないような気がします。逆に、新人絵本作家の絵本が受け入れられる可能性が拡がったとも言えるかもしれません。
絵本作家を目指している皆さんには、訳知り顔の先達の前で委縮することなく、ご自身の描きたいものを表現していただきたい。そう、今がチャンスなのです。
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