2009年10月29日木曜日

少女パレアナ

タイトルは女の子向け児童文学のようですが、全ての大人に読んでもらいたい小説です。
11歳のパレアナは両親を亡くし叔母の家に引き取られます。義務感だけでパレアナを引き取った叔母は、パレアナに何もない屋根裏部屋しか与えず、何かにつけてつらく当たっていました。しかしパレアナはどんなことに遭遇してもそこに喜びの種を見つけようとします。それは「喜びのあそび」と言って、亡くなった父親から教わったものでした。
おしゃべり好きで快活なパレアナは、その「喜びのあそび」の仲間を少しずつ増やしていったのでした。それまでは平凡な村の閉塞感の中で息を殺して暮らしていた村中の人たちが「喜びのあそび」によってみるみる明るく活発になっていったのです。
ところがある日パレアナは交通事故にあい下半身不随になってしまったのです。
さすがにこの時ばかりはなかなか喜びを見出せずにいたパレアナでしたが・・・。

『少女パレアナ』 エレナ・ポーター/著  松岡花子/訳 角川文庫/刊

2009年10月7日水曜日

「あそびうた」と「だじゃれ」

今や人気絵本作家である中川ひろたかさんは、実はあそびうたの第一人者でもあります。
全国の保育士さんや児童館のスタッフなどが、独自であそびうたを作っているのを知っていた 中川さんは、そういう人たちが集まる機会があったら良いな、とずっと思っていたそうです。 そうして実現したのが第1回『A1あそびうたグランプリ』。全国より応募のあった80曲から厳選 された36組が9月3日に予選会に集まり、本選に出場できる8組が決まりました。 審査員が、長谷川義史、藤本ともひこ、増田裕子、新沢としひこ、等等これまた豪華です。
第1回『A1あそびうたグランプリ』
10月25日(日)13時より、世田谷区民会館(松陰神社前)にて、入場料2000円。

その中川ひろたかさんがもう一つ力を入れているのが『D1だじゃれグランプリ』。 今までに新潟・静岡・東京・大阪・広島と地区大会を開催し、ついに全国大会が行われます。
『D1だじゃれグランプリ全国大会』
11月23日(祝)13時半より、江戸川区小松川さくらホールにて、入場料1000円。

いずれも“まるは”がお手伝いで行っていますので、興味のある方是非お越しください。