2013年8月3日土曜日
児童書が売れないのは誰のせい?
車に関するコラムを読んでいたら「若い人にクルマが売れないのは、欲しいクルマと仕組みが造れないメーカーのせい」という文章が目に飛び込んで来ました。これってそのまま児童書業界にも当てはまるのではないでしょうか?特に気になるのは、小学4年生以上向けの読み物です。
毎日学校で起こる様々な事柄に小さな胸を痛め続けている今の子ども達に、聞きわけの良い子どもたちばかりが登場する読み物を紹介しても、彼らの心には響きません。
僕は、本好きの子どもたちは大人が思うよりは減っていないのではと思っています。しかし彼らは児童書の棚に見切りを付け、密かにライトノベルの棚に行っているのでは?と予想しています。
もちろん今を生きる子ども達とそれをとりまく環境をきちんと把握した、今の子ども達の気持に寄り添う作品もたくさんあるはずです。しかしそんな作品を上手に子ども達に紹介する仕組みがあまりにも出来ていないように思います。
秋山朋恵さんにこの仮説をぶつけたところ課題本を5冊与えられ、僕は今それを読んでいます。
大人が読んでも面白い児童書をピックアップし、出版社や書店の垣根を越え児童書業界全体でPRするぐらいの動きが、今必要なのではないでしょうか?
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