2011年6月10日金曜日

今がチャンスだ!

先日ある絵本教室で、絵本作家を目指す方々を前にお話をする機会がありました。僕が絵本の読み聞かせにはまったきっかけ、読み聞かせで選んでしまう絵本とは、結局僕が好ましいと思う絵本とはどんな絵本なのか、プロデビューを目指すならどんなプロセスを経ることが結局近道になるのか、などと日頃思っていたことを心の赴くままに語ってしまいました。
生徒の皆さんからは「勉強になった」と言っていただきましたが、講師の先生にまで「ためになった」と言われてしまい恐縮しました。
最近ロングセラーの絵本が売れなくなってきた、という話を聞きます。でもそれを理由に「絵本の市場が縮小しているからだ」と言うのは早すぎると思います。これからは本当に面白い絵本しか残らないような気がします。逆に、新人絵本作家の絵本が受け入れられる可能性が拡がったとも言えるかもしれません。
絵本作家を目指している皆さんには、訳知り顔の先達の前で委縮することなく、ご自身の描きたいものを表現していただきたい。そう、今がチャンスなのです。

光村教育図書 翻訳絵本100点フェア

光村教育図書が翻訳絵本の出版に本格的に取り組み始めたのが約10年前。この春に刊行100点を超えたことを記念し、6月6日(月)から7月3日(日)まで紀伊国屋書店新宿南店で全点フェアを行ないます。6月12日(日)と19日(日)には僕が午後2時から読み聞かせ会をしますし、フェアの期間中、お店の外には大きな広告が貼られる予定です。また、立川のオリオン書房ノルテ店では現在「光村教育図書絵本100冊刊行記念フェア」と題し43点を面出ししてくださっています。こちらは6月上旬まで。是非お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

サトシンさんにお会いしました。

第五回書店員が選ぶ絵本大賞を受賞した『うんこ!』の文を担当されたサトシンさんが、都内で読み聞かせ会をされると聞き、某書店に伺いました。
サトシンさんにご挨拶すると、僕が記念品を文溪堂の担当編集者にお渡ししたことをご存知で、すでに僕のホームページもご覧になっていたと聞き恐縮してしまいました。
同じ男の読み聞かせ仲間としていつか一緒に読み聞かせしたいですね、とお話ししました。(早川)