2014年2月13日木曜日

アカデミック・スマート

アカデミック・スマートと言う言葉をご存知でしょうか? 学校の中では優秀な人を指すそうです。その対に当たるのがストリート・スマート、町で優秀な人、つまり実社会で生き抜く知恵を持った人だそうです。国際社会はどちらの人材を求めているかは明白です。 また、国際的な企業が求めている人材は「仮説構成力」と「リーダーシップ」を持った人だそうです。 習った事をアウトプットするパターン認識ではなく、臨機応変に対応できるケーススタディ能力が重要になってきます。 私たちは「デザイン」と聞くと商品などの外見をイメージしがちですが、国際的企業の常識では「ビジョンが明確にあり、それに基づいて具現化された結果」がデザインでなければいけないそうです。アイフォンなどはその典型的な例かもしれません。 世界的に評価の高い日産GT-Rを世に送り出したチーフエンジニアの水野和敏さんは、人材を見極める時「想像力と創造力」があるかどうかを重視されたそうです。 「仮説構成力」「リーダーシップ」「ケーススタディ」「ビジョン」「想像力」「創造力」、これらを身につけるのに、今の日本の学校教育はどれほど役に立ってくれているのでしょうか?

2014年1月15日水曜日

三十六計逃げるにしかず

いつの時代も人間関係の悩みごとは多い。でも今の 人は、辛抱強いからなのか自信が無いからなのか、 そんなことまで自分の悩みとして苦しんでいるのか? と驚くぐらい、色々な悩みを持っているようだ。 「友達だと思っていた人にいやなことをされたが、 この気持ちを相手に伝えても良いものか?」とか 「ある人の頼みごとを断りたいのだが、それって 人としてどうなのか?」といったたぐいの悩みだ。 端的に言ってしまえば、自分をとりまく人間関係は、 自分がより良くより心地よく生きて行くためだけに 必要なもの。「自分がより良くより心地よく生きて 行くうえで、この人は煩わしい存在になりそうだ」 と思ったら、黙って後ずさりし今後その人とは 極力接点を持たない努力をするしかないと思う。 三十六計逃げるにしかず、昔の人は、どんな 作戦よりも退却がベストだ、と言っている。 たとえその相手が親友だと思っていた人でも、 教師であっても、親であろうとも、だ。

2013年11月12日火曜日

9割の便利・1割の不便

首都圏の交通機関の改札口がほとんど自動になりました。 大量に出入りする乗降者の流れ滞らせることなくチェックし、またJR・私鉄・バスの区別なく同じカードで処理出来るシステムは感嘆すべき日本の技術だと思います。 しかし、身体的あるいは知的ハンディキャップを持った人にとってはどうなのでしょうか? 先日外国からの旅行者と思しき親子連れが、切符を差し入れる口のない改札機を通ろうとして困惑しているのを目撃しました。 とりあえず個人的には一方通行か対面通行かの区別がわかる矢印表示にして欲しいと思います。

2013年10月15日火曜日

きっかけはそれだったのか?

僕が小学校3年生の時の担任は新任の女の先生でしたが、A君を中心に色々なゴタゴタが絶えませんでした。 決定的だったのはある日、体育の授業を見学していたA君が、体育道具を放り投げて授業を妨害したことがありました。授業が終わり教室に戻ると、先生は涙目になって「A君!いったいどういうつもり!!」と言いながら往復ビンタを16回ぐらい浴びせたのでした。 最近になって急に「そう言えば3年生の1学期に体育館で道徳教育的な映画を見たことがあったな」と思い出しました。観終えて教室に戻ると、その若い先生が「今の映画はとても感動的でしたね。感動しなかった人はいますか?」と聞いてきました。 するといきがることを覚えはじめたA君を含む悪ガキ数人が手を挙げたのです。それを見た先生は「今手を挙げた人は少し変です」と言い放ったのでした。 A君が先生に反抗的な態度を取るようになったのは、この日からだったような気がしています。

2013年9月7日土曜日

クラスメイトと友達は違う

大人が子どもに良く言う言葉の一つに「お友達とは仲良くしなさい」というのがあります。字面としては正しいのでしょうが、クラスメイト全員を友達だと思っている子どもがはたしてどれくらいいるでしょうか?僕は小学校で仲が良かった友人と今は全く連絡を取り合っていませんし、生涯を通じての友人が小学校のクラスに必ず居るとは限らないと思っています。クラスメイトはお友達だと決めつけたいのは先生の方便でしかないのです。クラスで揉め事があった時、原因を探ろうともせずに「お友達とは仲良くしなさい」とだけ言って無理やり握手させて解決するためのものでしかありません。そのような事をするから揉め事の火種が水面下でくすぶり続け見えないいじめに発展してしまうのではないでしょうか? 僕が小学5・6年生の時クラスであるトラブルがあった時、1時間目から3時間目までずっと我々を叱り教え諭してくれた先生がいました。今そんな先生が、どれほどいるのでしょうか?「今の先生は忙しいし授業の進み具合のチェックも厳しくなっているから無理なんです」と言う声が聞こえてきそうです。もしそうなら先生方全員でスクラムを組み、もっと子ども達が生き生きできるクラス作りの提言を、教育委員会や文部省にすればよいではありませんか? 常に言い訳ばかりしている先生が子どもに良いお手本など示せるわけがありません。