2012年8月27日月曜日

絵本作家の卵たち

絵本作家になりたい人たちが集まっているサイトがあったので覗いてみたのですが、良くある質問というのが「絵本作家になるにはどうすればいいのですか?どこに進学すればいいですか? 」といったものだそうでビックリ。絵本にある作家のプロフィールを見れば、皆様々なプロセスを経て絵本作家になっていることなどすぐわかるでしょうに。 また、それ以上に驚いてしまったのが「絵本作家の収入は?食べていけるのでしょうか?」という質問が多いという事。小説家であろうと作曲家であろうと、皆表現したい何かがあるからこそそれを発表しているはず。「食べていけるかどうかはあなたの作品次第」に決まっています。絵本作家とイラストレーターは根本的に違います。スポーツ選手でも役者でも、皆最初はアマチュアだったはず。そして今プロとして生計が成り立っている人はほんの一握りしかいないはずです。 「絵を描くのが好きだから絵本作家にならなれるかも」とか「長編小説だと荷が重いけど絵本だったら私でも翻訳出来るかも」とか思っておられる方がいらしたらがっかりです。 そして何より、表現したいパッションよりも食べていけるかどうかが優先している方には、即刻辞められることをおすすめしたいと思います。

2012年8月17日金曜日

いじめ問題

最近、新聞紙上でいじめ問題の記事を良く目にします。しかし「なぜこの子はいじめをしてしまうのか?」という点にまで言及している記事は本当に見当たりません。 「山形マット死事件」から数えて20年経ってもこの程度かとがっかりしてしまいます。 昔からいじめはあった、という声もありますが、昔のいじめの原因は、力の強弱とか羨ましさだったと思いますが、今のいじめの原因は、生徒のイライラが原動力です。 いまだに明治時代の富国強兵政策の延長上にある現在の学校制度が、とっくに破たんしているからではないか、と思ってしまうのは僕だけでしょうか?