2013年2月9日土曜日

指導力

柔道女子日本代表選手達が連名で指導者のパワハラを訴えた問題で、指導者たちの弁明の中に「信頼関係があると思った」という言葉があった。根本的な間違いに気づいていない。「自分たちに指導力が無かったから暴力を振るう方法しかなかった」点が問題なのだ。日本では、座禅で使われる警策のように修行には肉体的苦痛が伴うもの、という意識がある。それを都合よく解釈して来た指導者がいる。しかし今はパワハラの伴う指導は指導とは言えない。パワハラを行使する指導者は「自分の指導力が未熟だからパワハラをしてしまっている」事に早く気が付く必要がある。 スポーツであれ学校であれ職場であれ家庭であれ、パワハラで人を思い通りに動かそうしている人は100%間違っている、という常識を早く日本に定着させたいと思う。